ホリスティックな食卓へ:毎日の食事を豊かにする7つの指針

こんにちは!健康塾「ホリスティック・ヘルス・ラボ」ナビゲーターの岡田です。

 

今回は、ホリスティックヘルスの観点から、毎日の食事に意識を向けるための“7つの指針”をご紹介します。それぞれ、とてもシンプルですが、意識するだけで、食事がぐっと豊かで意味深いものに変わります。

 

 

指針1:感謝して食べる – 食材への感謝、作り手への感謝

「いただきます」は、ただの言葉ではありません。それは自然の恵み、育ててくれた人、運んでくれた人、調理してくれた人――すべてに感謝を表す行為です。一口食べるごとに、その“つながり”を感じるだけで、食事は祈りの時間になります。

 

 

指針2:自然との共鳴を大切にする – 旬を味わう喜び

旬の食材を選ぶことは、自然のリズムに寄り添うこと。春には苦味のあるもの、夏には水分の多いもの、秋には実り、冬には根菜類…。季節と調和した食事は、心身のリズムも自然に整えてくれます。

 

 

指針3:生命力のある食材を選ぶ – 大地のエネルギーをいただく

加工食品ではなく、できるだけ“いのちが感じられるもの”を選ぶ。新鮮な野菜、発酵食品、土の香りのするもの――こうした食材には、見えないけれど確かなエネルギーがあります。食べ物は、私たちの体だけでなく、気(エネルギー)にも影響を与えているんですね。

 

 

指針4:シンプルであること – 素材の声を聴く

手の込んだ料理も素晴らしいですが、素材そのものの味を大切にするシンプルな調理もおすすめです。少ない調味料、火入れの工夫、香りや彩りに意識を向けてみましょう。シンプルであればあるほど、素材の声が聴こえてきます。

 

指針5:多様性を受け入れる – 食卓から広がる世界

毎日同じメニューではなく、色とりどりの食材を少しずつ取り入れることも大切です。違う文化の料理や、未知の野菜、さまざまな調理法を試してみる。食の多様性は、身体だけでなく、心の柔軟性や創造性も育んでくれます。

 

 

指針6:マインドフルに食べる – 「今ここ」に集中する

スマホを見ながら、テレビを観ながら…ではなく、「今ここ」に集中して食べる。一口ごとに味わい、香りや温度、噛む音まで感じてみる。マインドフルな食事は、消化力を高めるだけでなく、心を静かに整えてくれます。

 

 

指針7:場のエネルギーを整える – 神聖な空間を創出する

食卓は、ただのテーブルではなく、いのちを迎える神聖な場所です。明るい照明、好きな器、丁寧に盛り付けられた料理…。そして何より大切なのは、一緒に食べる人との関係性。笑顔や会話のある場には、それだけで癒やしの力が生まれます。

 

この7つの指針は、どれも特別なことではありません。けれど、どれか1つでも意識することで、「食べる」という行為が変わってきます。食べ物は、単に体を動かす燃料ではなく、「生きる力」を育むもの。だからこそ、どんなものを、どう食べるかが、その人の生き方そのものを映し出すと言っても過言ではありません。

 

今日の「いただきます」は、どんな意味を持っていますか?そこにほんの少しだけ、意識と優しさを加えるだけで、毎日の食事が変わり始めます。