“推し活”は最高のセラピーだった ―― 脳科学で読み解くオタ活メンタル術
今回は、私の著書『“推し活”は最高のセラピーだった ―脳科学で読み解くオタ活メンタル術』の一部をもとに、推し活が脳や心にどんな“魔法”をかけてくれるのか、脳科学の視点から掘り下げてご紹介します。
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「好き!」という感情が心に効く理由
前回の記事では、「好き」という感情が心と体にとって“ビタミン剤”のように作用すること、そして推し活が現代人のメンタルを支える“心のサバイバルツール”であることをお話ししました。
では、なぜ推し活が私たちの心や体を元気にしてくれるのか?
その秘密は、**脳内で分泌される「ハッピーホルモン」**にあります。
推し活と脳内ホルモンの関係
推し活中、私たちの脳内では以下の3つのホルモンが活発に働きます。
1. ドーパミン:喜びと意欲の源
ドーパミンは、「達成感」や「快感」を引き出すホルモンです。
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推しのライブチケットが当たった!
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欲しかったグッズが手に入った!
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新しい情報をキャッチしたときのワクワク!
こうした体験が、私たちのモチベーションを高め、日常生活にエネルギーを注ぎ込んでくれます。
2. セロトニン:心の安定剤
「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、穏やかで安定した気分を生み出します。
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推しの歌声に癒される
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推しの笑顔でふっと肩の力が抜ける
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規則的な推し活ルーティンが日常にリズムを与える
さらに、日光浴や軽い運動などと組み合わせることで、その効果はより高まります。
3. オキシトシン:つながりと安心感をもたらす
オキシトシンは「愛情ホルモン」「絆ホルモン」として知られ、信頼や共感の感情に深く関わります。
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推し友との交流や共感
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SNSでの温かなやり取り
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「わかる!」という気持ちの共有
こうした体験は、孤独感を癒し、心に深い安心感をもたらしてくれます。
脳は“想像”にも反応する?
推し活×脳内VRテク
実は、脳は「現実」と「想像」をあまり区別できません。
つまり、推しのライブの感動を思い出すだけで、ハッピーホルモンが分泌されるのです。
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忙しくて現場に行けない日も、脳内でライブを再現!
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理想のシチュエーションをイメージするだけで心が潤う!
まるで“脳内VR”のように、想像力が心の栄養をチャージしてくれます。
推し活は「脳科学的にも最高のセラピー」
ここまでお話ししてきたように、推し活は単なる趣味や娯楽にとどまりません。
**脳科学的にも実証される、心と体に良い影響をもたらす“セラピー”**なのです。
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ストレスの軽減
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自己肯定感の向上
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社会とのつながり
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日々の活力の回復
すべての原点は、あなたの「好き!」という純粋な気持ちにあります。
さらに深く知りたい方へ
この記事の内容は、Kindle書籍
『“推し活”は最高のセラピーだった ――脳科学で読み解くオタ活メンタル術』
からの抜粋&再構成です。
この本では、
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推し活が脳に与える具体的な変化
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心の健康にどのように貢献するのか
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推し活の“やりすぎ”リスクとの向き合い方
なども含め、科学的かつ実践的に解説しています。
あなたの「推し活」が、もっと豊かで健やかに
私たちの「好き!」という気持ちは、人生を照らす灯りです。
推し活は、自分を癒し、つながりを育み、心の芯から元気にしてくれる。
ぜひ、あなたの推し活にこの視点を取り入れて、
もっと豊かで、もっと自分らしいメンタルケアを実践してみてください。