前回の配信では、「動く」という営みそのものが、生命エネルギーを巡らせ、
心と体、自然とのつながりを取り戻す神聖な行為であることをお伝えしました。今回はさらに一歩踏み込んで、「体を動かすことによって受け取ることができる7つのギフト」について、
ホリスティックヘルスの視点からご紹介していきます。

運動というと、筋力や体力の向上が思い浮かびがちですが、それだけではありません。
体を動かすことは、人生全体をチューニングし、深い恵みをもたらしてくれるものなのです。

 

ギフト1:健やかな体

まず、体が健康になることは基本中の基本です。血流が促進され、筋肉や骨が強化され、免疫力もアップします。
自律神経のバランスが整い、内臓の働きも活性化されます。

ホリスティックヘルスでは、「体は心と魂の乗り物」と捉えます。この乗り物を丁寧に整えることこそが、
豊かで自由な人生への第一歩なのです。

 

ギフト2:晴れやかな心

運動によって分泌されるエンドルフィンやセロトニンといった“幸せホルモン”は、気分を高め、ストレスを和らげてくれます。

落ち込んでいるときや、心がもやもやしているときこそ、少しでも体を動かしてみましょう。
心の曇りがスッと晴れるような感覚が訪れるかもしれません。

 

ギフト3:深まる思考力

散歩中やストレッチ中に、ふと良いアイデアが浮かぶことはありませんか?
体を動かすことで脳の血流が促進され、直感や創造力が高まるのです。

ホリスティックヘルスにおいて、「思考力」とは知識の多さではなく、「全体を見る力」「感じ取る力」でもあります。
体を動かすことで、思考がよりクリアに整っていきます。

 

ギフト4:深い休息

一見矛盾しているようですが、体をしっかりと動かすことで、質の高い休息が得られるようになります。
適度な運動は、睡眠の質を高め、日中のリフレッシュもしやすくなります。

「よく休むためには、まず動くこと」。このバランス感覚こそが、ホリスティックな生き方の鍵です。

 

ギフト5:自信と自己肯定感

運動は「できた!」という小さな成功体験を日々積み重ねさせてくれます。
その積み重ねが、「自分にもできる」という静かな自信へとつながっていくのです。

自己肯定感は、特別な達成によって得られるものではありません。
毎日の小さな達成が、深いレベルで自己価値を育てていくのです。

 

ギフト6:人とのつながり

一緒に歩いたり、ヨガクラスに参加したりすることで、人との自然なつながりが生まれます。
言葉を交わさなくても、同じ空間で体を動かすこと自体が、安心感と信頼を育んでくれます。

ホリスティックヘルスにおいては、「人間関係」もまた、健康の重要な要素とされています。

ギフト7:自己発見

できなかった動きが突然できるようになったとき、自分でも気づかなかった心の変化に出会ったとき、
体は私たちに「まだ見ぬ自分」をそっと教えてくれます。

体は、魂の語り手。動くことは、自分自身と深く出会い直すための旅なのです。

 

まとめ|動くことは、美しい人生の調律

体を動かすことは、義務ではなく、美しく自然な営みです。
深呼吸ひとつ、手足を伸ばすだけでもかまいません。

小さな動きが、あなたの中に眠るエネルギーを目覚めさせ、心・体・魂をつなぎ直してくれるのです。

今日ご紹介した「7つのギフト」。ぜひ、日々の暮らしの中で感じ取ってみてくださいね。